加藤進一氏を招き今年度第一回目の勉強会を開催しました

 葛飾ゴム工業会(牧野秀徳会長)は5月17日、今年度第1回目となる定例勉強会をテクノプラザかつしかで開催しました。当日は会員企業から26名が出席しました。
 勉強会はコロナ禍で開催方式の見直しを余儀なくされておりましたが、今回は加藤産商と加藤事務所の社長を兼務する加藤進一氏を招いて「ゴム関連資材の供給をめぐる中期的展望と対策」と題する勉強会を3年2ヵ月ぶりに対面で開催しました。
 冒頭、進行役の武者英之顧問が「対面で皆様と顔を合わせるのは一昨年2月の新年会以来です。まだまだ先が見通しにくい状況ではありますが、このように対面で勉強会を開催できたことは正常化への第一歩と認識しています」と話しました。
 続いて挨拶に立った牧野会長は「新型コロナウィルスの影響でこの2年対面で皆様とお会いする機会がありませんでした。ただし、武者前会長の尽力により当会もウェブを通じて総会や勉強会などを開催してきました。ようやく対面で勉強会を開催することができ、私自身も非常に楽しみにしています」と述べ、「昨今の材料逼迫やカーボンニュートラル、脱炭素など皆様も様々な問題を抱えていると思いますので今回の勉強会をぜひ参考にしてほしい」と語り勉強会がスタートしました。
 加藤氏はゴム原材料・市況の動向を始め、ゴム材料の不足が起きる原因やいつ解消に向かうのか、合成ゴムメーカーの現状など、国内外のゴム業界内の動きを交えながら詳しく解説しました。
 ゴム材料の不足では特に不足が顕著なシリコーンゴムやフッ素ゴムの現状と解消に向かうのはいつごろかについて加藤氏から説明があり、出席者は加藤氏の話に熱心に耳を傾けていました。勉強会は約1時間半にわたり行われ、出席者は有意義な時間を過ごしました。

牧野会長の挨拶

加藤進一氏

勉強会の様子

進行役を務めた武者顧問

2022年05月24日更新