「ケムシェルパの現在」と題し、第4回目のZOOM勉強会を開催しました

 葛飾ゴム工業会(武者英之会長)は10月21日、オンライン(ZOOM)による第4回目の勉強会「ChemSHRPA(ケムシェルパ)の現在」を開催し、会員企業から8人が参加しました。

 ケムシェルパとは、製品に含有される化学物質情報を川上企業から川下企業までサプライチェーン全体で適正に運用するために経産省主導で始まったデータ作成支援ツール。勉強会は武者会長が進行役となり、「ケムシェルパCI(成形材料向け)」「ケムシェルパAI(成形品向け)」のシステムを画面に表示しながら、製品の入力方法や仕組み、CIとAIがどのように連携されているかなどを説明しました。

 武者会長は「工業会でも会員間でケムシェルパへの対応はまちまちなのが現状です。ただし、規制物質の取り扱いに関わるので、正しく知って適切に対処することが大切になります」と述べました。続いて、参加者から自社の現状を基に、ケムシェルパにどう取り組めばよいか等の質問が武者会長に寄せられました。

 勉強会の終盤では、各企業の景況感や組合活動報告などが行われました。コロナ影響については「7月は売上が横ばいだったが、8月に急降下した」「コロナ特需で伸びた部品もあるが、全般的には厳しい」「楽器メーカーからの注文が減少している」との声がありました。 その一方、「新規の問合わせが増えていて、何件かは成約に結びつきそう」といった報告もありました。
 最後に、武者会長から同工業会が葛飾区を良くする活動を行う団体や事業者を対象にした「令和元年度葛飾まちづくり表彰」を受賞したことを報告しました。10月20日に行われた表彰式には武者会長が出席しました。

表彰式の様子2列目左から2番目が武者会長

2020年10月22日更新