日本ものづくりワールド2017に当工業会から2社が出展しました

 世界最大級のものづくりの専門展である「日本ものづくりワールド2017」が6月21~23日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催されました。

 日本ものづくりワールドは、機械要素技術展、設計・製造ソリューション展など4つのものづくり専門展から構成されています。
 当工業会から、会員の精工パッキングと日興エボナイト製造所が出展しました。

精工パッキング

精工パッキング


◆精工パッキング
 平板打ち抜き加工を専門としている精工パッキングは、葛飾区のコーナーの一角にブースを設けました。
 今回の見どころとなったのは、優れた打ち抜き技術により実現した世界一細い輪ゴム。厚さ0・2mm、幅0・2mm、内径40mmの極細輪ゴムは、腕に巻いても、付けていることを忘れてしまうほどだ。
 図面上、寸法公差はプラスマイナス0・2mmとなっているが、この輪ゴムは寸法公差以下であることを示しており、そのまま技術力を証明したことになります。。
 締め付け感がないので、医療用などでの用途が考えられるが、むしろこの技術力をPRすることで、他製品の受注につなげていく考えだ。

日興エボナイト製造所

日興エボナイト製造所

◆日興エボナイト製造所
 国内で唯一、エボナイトを製造している日興エボナイト製造所は、荒川区のコーナーで出展しました。

 天然ゴムを原料とする硬質ゴムのエボナイトは、万年筆や木管楽器のマウスピースなど、多様な用途で使われています。
 ブースでは、そうした製品とともに、絶縁性や耐薬品性、耐久性などの特長を生かした工業用製品を紹介。水道メーター羽根車や、燃料油タンクなどで使われるNBRフロートなどを展示しました。
 今回、初めて展示した水道メーター羽根車は通常の小型のものとは異なり、集合住宅用の大型のものだ。同製品を製造していたメーカーが廃業したのに伴い、金型ごと譲渡されたのだという。ニッチながらコンスタントに受注がある製品だ。

2017年06月21日更新