第2回勉強会を開催しました

 当工業会(藤井直行会長)は3月23日、東京・葛飾区のテクノプラザかつしかで第2回定例勉強会を開催しました。正会員、賛助会ら25人が出席しました。

 今年度最後となる勉強会は、㈱不二精型の渡部幸一常務取締役を招き、ゴムの金型の製作技術のテーマで勉強会が行われました。
 冒頭、武者英之副会長が司会進行を務め、講演の趣旨と目的を説明。

司会進行を務める武者副会長

司会進行を務める武者副会長

 不二精型はゴム金型、とくにOリング用の金型の分野で実績を残した企業で、葛飾区内で優れた技術などにより製造された製品・部品に認定される葛飾ブランド「葛飾町工場物語」に選定。同社の技術は葛飾町工場物語の冊子でも紹介された。

 勉強会は同冊子をテキストとして使用し、参加者からの質疑応答形式で進められました。

 勉強会は同冊子をテキストとして使用し、参加者からの質疑応答形式で進められました。

ゴム金型の特徴を解説する不二精型の渡部常務

ゴム金型の特徴を解説する不二精型の渡部常務

 参加者からは、旋盤加工の方法をはじめ、金型用ガイドピンの必要性、金型などに使用する鋼材NAK55とNAK80の材質特徴の違い、金型の管理の仕方、クロムメッキのメリットなどの多くの質問が寄せられ、渡部常務はその質問に対してわかりやすく解説をしました。

ゴム金型について学ぶ参加者

ゴム金型について学ぶ参加者

 渡部常務は現場の生産効率を上げるために、金型データの取り扱い方、納期短縮につながる提案などを行い、参加者とってゴム金型の知識がより深まった勉強会となりました。

 勉強会終了後には、場所を移し渡部常務と更に親睦を深めるために懇親会を開催しました。
 同工業会はゴム技術の向上や情報提供の場として、各種講演会や勉強会を毎年開催しています。

2016年03月23日更新